よしひさ内科クリニック|一般内科、消化器内科、内視鏡内科

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胃食道逆流症、逆流性食道炎

■胃食道逆流症、逆流性食道炎について

よしひさ内科01
  胃の中の何か(多くは胃酸・胃液)が食道内へ逆流をするために胸やけ・呑酸・つかえ感や胸痛・飲み込みの痛みや障害などを生ずる病気で、中には慢性的な咳嗽や嗄声(声枯れ)・口腔内の違和感などを認める人もいます。

  特にこれらの症状では気管支喘息と考えられ呼吸器内科で治療されていることや、咽頭・喉頭の病変と考えられて耳鼻咽喉科で治療されていることがあります。

  それら治療を行っても改善しない慢性的な咳嗽・嗄声(声がれ)・口腔内の違和感は一度消化器内科を受診して上部消化管内視鏡検査を受けることをお勧めします。

・気管支喘息(ぜんそく)の記事はこちら

 胃酸により食道が火傷をしているような状態であり、赤くなったり白く濁ったり(水ぶくれの状態)のものから粘膜が剥がれてしまっているような粘膜損傷を認めるものまであり、この粘膜損傷を伴うものを逆流性食道炎と呼びます。

 肥満の解消や眠るときに上半身を高くすることにより軽減することもあるが、脂肪分の多い食事・大食い・アルコール・タバコなどにより悪化しやすくなります。
胃食道逆流症、逆流性食道炎
  その背景には胃の形が原因となっていることが多く、特に食道裂孔ヘルニア(簡単に言えば胃と食道の境目の筋肉が緩くなってしまい逆流しやすくなってしまった状態)がある場合は慢性となることが多く服薬の継続が必要となる場合があります。

   また、この場合は途中で薬を中断してしまうと遅かれ早かれ必ず再発を認めてきてしまうことが多いです。

 このような逆流を繰り返していくと食道の下の方(胃の直上)の粘膜が変化してきてしまい、バレット食道という状態になってしまうことがあります。

そのような粘膜は食道腺癌の非常なハイリスクとなってしまうため、逆流をコントロールした上で定期的な上部消化管内視鏡検査を受けていくことが重要となります。
よしひさ内科|原田院長
お問合せはTEL: 03-5327-5577
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