カプセル大腸内視鏡検査は前後にカメラが搭載されたカプセル大腸内視鏡(大きさは12*32mm)が流れていき大腸を一秒間に4~35枚で撮影してくる内視鏡検査となりますが、現時点では保険適応となる場合に制限があります。
現在は
①過去に通常の大腸内視鏡検査を行い一番奥まで挿入することができなかった方
②手術や炎症などによりお腹の中の腸管の癒着が想像される方、のいずれかに限定されております。過去の内視鏡検査においてはおおよその日付が必要ですので○○年〇〇月上旬頃などでも構いませんのでご確認いただければ幸いです。
方法は
①検査開始まではほぼ下部消化管内視鏡検査と一緒ですが、下剤の服用は前日寝る前までに済ませていただきます。
②当日来院(9時~9時30分の間で指定されます)されてから記録装置を取り付け、カプセル大腸内視鏡(大きさは12*32mm)を少量の水で飲んでいただきます。この際に多くの水を飲んでしまうと胃の中でカプセルが浮かんでしまい停留してしまうことにより胃から十二指腸へなかなか排出されにくくなってしまいます。
③小腸まで進んだことを確認後に腸管の動きを良くする薬を飲んでいただきます。その後は自宅に帰ることが可能です。
④小腸へ進んでから約1時間後(こちらより時間を指定いたします)より再度下剤を服用していただき、体内からカプセルが排出された時点で終了となります。この際には院内にいらっしゃるよりは自宅で通常の生活をされながら下剤を服用された方がカプセルの進みが良い傾向にあります。
⑤カプセル排出後あるいはこちらから指定させていただいた時間までに排出がない場合は御来院ください。御来院後の状況により下剤を追加あるいは装置を外して検査は終了となります。
腸閉塞の状態にある方が検査前の下剤を服用したり検査そのものを行うと症状が悪化したり、場合によって穿孔をきたす危険があるため安全確認のために事前に腹部レントゲン撮影を施行させていただきます。
http://cho-jyu.com/about-capsule-endoscopy/how-it-works