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胆嚢癌(たんのうがん)、胆管癌、十二指腸乳頭部癌

■胆嚢癌(たんのうがん)、胆管癌、十二指腸乳頭部癌について

よしひさ内科01
  胆嚢癌は胆嚢にできた癌、胆管癌は胆汁という消化液を運ぶ管にできた癌、十二指腸乳頭部癌は胆管のさらに末端の十二指腸の出口にできた癌のことを指しています。

  罹患率は男性で第九位・女性で第十一位、死亡率は男性で第八位・女性で第七位ですが、年々増加している癌です。胆嚢癌のハイリスクとしては膵胆管合流異常症、胆管癌のハイリスクとしては膵胆管合流異常症・原発性硬化性胆管炎・肝内結石症、十二指腸乳頭部癌の明らかに証明されたハイリスクはありません。
胆のうがん胆のうがん
  胆道癌全体にとっては肥満・高脂血症・糖尿病・高脂肪食・唐辛子の過剰摂取などが危険因子と言われ、逆に果物の摂取や豆類の摂取、糖尿病の良好なコントロールは危険を低下させれる因子と言われています。

 こちらも膵臓癌同様に指針となる検診はありません。胆管癌は膵臓癌同様に非常に見つけにくい癌となります。胆嚢癌は腹部超音波検査によって見つけることができますが、特に胆嚢ポリープと思われていた病変の大きさや形の変化により発見されることがあり、経過観察することが大切となります。

十二指腸乳頭部癌が上部消化管内視鏡検査で十二指腸乳頭部まで観察をしてもらうようにすることが大切ですが、角度によっては見えにくい場合もあります。
よしひさ内科|原田院長
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