慢性的に繰り返す炎症により膵臓が硬くなってしまったり、膵臓の分泌機能の低下を伴う病気です。原因として最も多いのはアルコール(薬70%)で、その他には特発性(原因不明)・胆石性・遺伝性などがあります。一般的な方と比べて平均寿命が10-15歳短く、膵癌合併も2-4%と高率であることから早期に医療が必要な病気です。
最も重要なものは生活習慣指導となり、断酒・禁煙・香辛料やカフェインなどの制限が必要となります。その上で、その時の病期に応じた治療を追加し、定期的に膵癌の合併などを検査(腹部超音波検査や腹部CT検査など)していくことが重要です。