薬剤性肝障害
■薬剤性肝障害について
薬によって肝機能障害を起こしてしまうことを薬剤性肝障害といいます。大きく分けてアレルギー性と中毒性に分けられます。アレルギー性のものの方が多く、体内に入った薬が異物と認識されることによりアレルギー反応を起こして肝炎を起こすものです。
必ずしも飲んでいる量や飲んでいる期間に規定されるとは言い切れず、少量のものや長期間飲んでいる薬でも発症することがあります。
ほとんど全ての薬剤は薬剤性肝障害を起こす原因となり得ると考えてください。基本的には原因となっている薬剤を中止することにより速やかに改善することが多いですが、どうしても必要で中止できない場合や重症化する場合もあり、自己判断で突然薬を辞めてしまうことはなく、必ず原因となる薬をもらっている医師と相談してください。
その上で、中止できない場合や重症化するような場合は、肝臓専門医への受診をするようにしてください。
市販のサプリメントや健康補助食品なども意外と原因になることが多いです。多量に飲まれている方は注意するようにしてください。