大腸ポリープには腺腫と呼ばれる腫瘍性ポリープと過形成性ポリープと呼ばれる非腫瘍性ポリープが存在します。この中で腺腫は癌化する可能性が非常に高く治療対象であるのに対して、以前は過形成性ポリープは非腫瘍性であり癌化しないと考えられていました。
しかし、近年では過形成性ポリープから鋸歯状腺腫を経て癌化する経路が認められるようになり、こちらに対しても治療対象となることが増えてきています。
下部消化管内視鏡検査において、大きさや悪性度、深さ(深達度)によってはその場で切除治療を行うことが可能です。初回治療の後は、少なくとも1年後は再度検査を受けるようにしてください。こちらからも御連絡をさせていただいております。
1年後の状態によっては以降は最大で3年後の検査でも良い場合がありますので、その際の説明を良くお聞きになってください。