メタボリックシンドローム、生活習慣病
■メタボリックシンドローム・生活習慣病について
生活習慣病とは、かつては癌・心臓病・脳血管障害など成人病と呼ばれていた慢性疾患が、さらなる積極的な対応の必要性から平成8年より改称されたものです。
成人病というと加齢によりもたらされるどうしようもない病気との思い違いを正し、予防できるという意識を持ってもらうために改称されました。最近では小児にも同様の症状が認められることがあり、小学校や中学校で小児生活習慣病健診などが実施されております。
生活習慣病には高血圧・糖尿病・高脂血症・高尿酸血症・脂肪肝・逆流性食道炎・骨粗鬆症・癌など生活習慣が病気の発症に関連している病気の総称であり、生活習慣の是正により予防することが可能な病気です。
似ているように思われますが、メタボリックシンドロームはまずは内臓脂肪蓄積(臍の周りでの腹囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上)があり、生活習慣病のうちの高血圧・糖尿病・高脂血症うち、いずれか2つが一定以上の基準を満たすものをいいます。