一般人の10~27%が自覚するといわれる比較的高頻度な症状です。
「のどのどこかに何かが貼り付いている感じ」「のどの奥に大きな塊があるような感じ」などが代表的な訴えです。
局所の問題である場合・全身疾患の場合・精神的な要因である場合がありますが、約80%は局所の問題であると言われています。鼻炎・慢性副鼻腔炎などの鼻副鼻腔疾患、慢性扁桃炎・慢性咽頭炎などの咽頭疾患、慢性喉頭炎・喫煙などの喉頭疾患、慢性甲状腺炎・甲状腺腫瘍による圧迫などの甲状腺疾患、胃食道逆流症(逆流性食道炎)などの食道疾患の場合があります。
3~4%に癌の方がいると言われており、耳鼻咽喉科を受診しても原因がないあるいは改善しない場合は、内科を受診して甲状腺の検査や上部消化管内視鏡検査を受けるようにお勧めいたします。