上咽頭癌・中咽頭癌・下咽頭癌とあり、40-60歳代に認められることが多いが、時に10代20代の若年者に認められることもあります。
いずれもアルコール・タバコが原因となることが多いですが、特に上咽頭癌はEBウイルスとの関連も指摘されています。この中でも下咽頭癌は口腔癌や食道癌との重複も多くに認められることがあり、内科でも重要な疾患となっております。
また、口腔癌と同様に一般的には歯科・口腔外科・耳鼻咽喉科などで発見されることが多いですが、内科でも内視鏡の際に発見される場合があります。
症状は部位により異なり、上咽頭癌では喉の痛み・違和感や鼻出血・鼻づまりなど、中咽頭癌では口の中の違和感・痛み・出血など、下咽頭癌では飲み込みづらさや飲み込むときの痛み、嗄声(声枯れ)などがある場合は上部消化管内視鏡検査を受ける際にお話しください。