よしひさ内科クリニック|一般内科、消化器内科、内視鏡内科

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めまい(眩暈)

■めまいについて

  「貧血」と同様に「めまい」と言って受診される方には様々な原因があります。内耳や小脳などの原因による本来の眩暈症の他にも、不整脈・心筋梗塞・心不全・低血圧などによる失神のようなもの、神経内科的なふらつき感のようなもの、心身症やうつ病など精神疾患によるものや心因性のものがあります。
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  ここでは狭義の意味の眩暈についてお話いたします。耳の奥にある内耳や平衡感覚を司る前庭神経などの障害による末梢性の眩暈と、小脳や脳の深いところにある脳幹の障害による中枢性の眩暈があります。

 一般的には末梢性の眩暈はグルグルと回転するような感覚で症状も比較的強く持続時間も短めのことが多いです。耳鳴や難聴などを伴うこともあります。一方で、中枢性の眩暈は回転するというよりはグラグラを揺れるような感覚やフワフワと浮くような感覚のことが多く症状は弱めで持続時間は長めのことが多いです。耳鳴や難聴を伴うことは稀です。

 この中でも突然発症し1日以上持続するような眩暈であれば、小脳や脳幹などの血管障害を疑う必要があり、早期にCTやMRIが撮影できる大きな病院を受診されることをお勧めいたします。

 また、一部の薬剤では眩暈の原因となる場合があるため、普段内服されている薬や発症の近くで内服された薬がある場合はお持ちいただいた方がよろしいです。

 あくまでも統計学的には眩暈症の方の2/3は末梢性であり、その2/3は良性発作性頭位眩暈症と言われています。

 狭義の意味での眩暈症についてお話してきましたが、最初に述べたように他のものでも不整脈や心筋梗塞などの重大な病気であることもあるので、病院で診察を受けて相談をされるようにしてください。
よしひさ内科|原田院長
お問合せはTEL: 03-5327-5577
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