インフルエンザウイルスによる胃腸炎はインフルエンザウイルスの中でもA型C型には少なく、B型に多い傾向にあるとも言われています。もちろん、他の型に絶対にない訳ではありません。
インフルエンザウイルスに感染して1~3日程度の潜伏期間を経て発症をします。他のウイルス性胃腸炎との決定的な違いは抗インフルエンザ薬という特効薬があることです。診断が付いたら早期の服薬をするようにし、周囲への二次感染予防に努めましょう。
ノロウイルスの二次感染予防には次亜塩素酸ナトリウムを含んだ塩素系洗剤による消毒が必要となります。一般的には市販されている次亜塩素酸ナトリウムを含んだ塩素系漂白剤を一定量で希釈して使用してもらうことが多いです。商品名などが含まれるため、当院スタッフに直接お尋ねください。
ノロウイルス
注意が必要な食品
加熱されていない貝類(生カキ)
概要
ノロウイルスは貝類が保持しているウイルスです。
近年では、便や嘔吐物で排出されたウイルスによる2次感染が増加中です。冬を中心に流行します。
潜伏期間
12時間~48時間
症状が続く期間
不明
症状
吐き気・嘔吐 発熱 下痢 腹痛
予防のポイント
・貝類を生で食べない
・手を消毒する
手洗い後に、塩素系洗剤で手の消毒もしましょう。