よしひさ内科クリニック|一般内科、消化器内科、内視鏡内科

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インフルエンザ

■インフルエンザについて

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  インフルエンザにはA型B型C型とあります。C型インフルエンザはあまり有名ではありません。その理由はA型やB型のように重篤ではなく、季節性がなく主に小児に感染し症状がでないこともあります。

  ウイルスの遺伝子がほとんど変化しないため、感染すると長期間免疫が残ると言われており、ほとんど問題になることがないため、あまり有名ではありません。

  一般的にインフルエンザといえば、A型B型を指していることが多いです。多くは冬季に流行する急性の喉・鼻・気管支などの炎症を起こします。感染してから2・3日から長ければ1週間程度の潜伏期間を経て発症します。

  高熱を認めることが多いですが、高熱でない場合でも明らかにいつもの風邪と異なるような倦怠感・悪寒・関節痛などを認める場合は疑って検査を受けることをお勧めいたします。
インフルエンザ
  予防にはワクチンがありますが、このワクチンは毎年異なり、今年度流行すると予測されるウイルスの型をA型2種類(H1N1株とH3N2株)・B型2種類(山形系統株とビクトリア系統株)の計4種類の型のウイルスに対するワクチンです。

   現在用いられているワクチンは不活化ワクチンであり接種によりインフルエンザに感染することはありません。感染を完全に阻止することはできませんが、発病を一定程度予防したり、発病後の重症化を予防する効果はあることがわかっております。

  接種してから免疫を獲得するまでは早くても1週間、通常は2~4週間はかかり、免疫を維持している期間は個人差があるものの概ね4~6カ月と言われています。
インフルエンザ ワクチン
  インフルエンザを疑い受診される際はさらなる感染拡大を防ぐためにも是非ともマスクなどは着用して受診されるようにお願いいたします。また、インフルエンザと間違ってしまう可能性のある高熱が出る上気道の炎症を起こす病気である麻疹や風疹などとの鑑別をするためにも咽頭粘膜の視診・頸部のリンパ節の触診・前胸部の発疹などがないか視診・聴診をさせていただきます。

特に服の上からの聴診ですと発疹の視診などが行えないため、脱ぎ着しやすい格好での御来院をお願いいたします。

 インフルエンザにかかっている状態での感染については、症状が出た初日を0日目と数えて5日目まで、あるいは解熱(平熱に下がった)日を0日目と数えて2日目までは感染力があると考えられ、学校保健安全法のではその期間の出校・出勤は停止と定められております。

しかし、学校保健安全法の範囲外の方に対しては明確な法律はなく、医師からも出勤について可否を伝えることはできません。出勤の可否を決定するのは職場です。しかし、医師からはその期間の間に感染の拡大を防ぐように注意をされると思います。

つまりその期間内は仕事以外で不要不急の外出は避けていただき、出勤時もマスクなどで十分な予防には努めていただきたいと思います。
よしひさ内科02
  病院での感染の拡大も防がなくてはなりません。感染が確定している場合は感染の危険がなくなる期間までは当院を含め医療機関に直接御来院されないようにお願いいたします。症状などでお困りの場合でも必ずお電話でご相談をお願いいたします。

  また、その結果、御来院いただく場合や感染を疑って御来院される場合はお手間かも知れませんが、感染拡大を予防する意味でもマスクなどを着用して予防には努めるようにお願いいたします。

 なお、これはインフルエンザではない場合でも咳が強い場合はもちろんのこと、風邪の場合であってもマスク着用をしていただけると幸いです。病院には免疫の低い方々もお見えになっております。皆様のご協力をお願いいたします。
よしひさ内科|原田院長
お問合せはTEL: 03-5327-5577
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